成27 度 特許庁産業財産権制度各国比較調査研究等事業
各国の品質目標 管理体制及びユ ザ 評価
に関する調査研究報告書
商標編
成28 2月
一般社団法人 日本国際知的財産保護協会
i
1. 本調査研究の背景及び目的
商標審査に ける品質目標の設定の要否を検討するに当 品質目標に関する情報収 集を行うこ 重要 ある。適確 情報を収集する に諸外国の知財庁に ける品質目 標の設定状況 例え の う 品質管理体制の中 の う 品質目標 設定さ
いる 等に い 把握するこ 効率的 ある。
さ に 国内外を対象 し ユ ザ アン を行い 日本の審査の品質に対する客 観的 ユ ザ 評価を把握するこ 特許庁に い 品質目標の検討をする際に有益 資料 る。
国に ける品質目標の検討に資する資料を提供するこ を目的 し 海外 知財庁比較調査及びユ ザ 評価調査を行 。
2. 海外知財庁比較調査
(1) 調査対象国 地域
以 の23国 地域 を対象 し 。
米国 欧州 OHIM 中国 韓国 英国 イ ス イン ス ラ ア
イン ロ ア ス ェ ン ン アイスラン ノル ェ ベネル ス ス ア フ ンラン タイ ベ ム 台湾 ン ポ ル イン ネ ア
(2) 調査研究の対象項目
品質に関する目標 定量的 目標に限 定性的 目標 含
品質管理体制 品質ポ 等の整備状況 審査の ビ 品質保証の 組 ユ ザ 満足度調査 品質監査等の 組 ユ ザ の苦情窓口等及びその フ バッ に関する 組 審査官研修
(3) 調査研究手法 公開情報調査
海外知財庁への質問票調査 23庁
海外知財庁及び法律事務所へのヒア ン 調査 30者
(4) 調査結果 米国
米国特許商標庁 United States Patent and Trademark Office 以 USPTO いう。 の商標審査の品質管理 商標審査部 独立し 品質 ビ ＆研修課 いう部署 担 当し 審査の品質チェッ 品質 ビ ＆研修課 審査室 一緒に実施し い る。
商標審査の品質目標 ポ 及び ニ アル類 整備さ いる 公開 さ い い。 し 品質目標及びポ に関連する情報 USPTO の長期戦略計画の文書 に 記載 あ 品質に関する戦略目標の達成度を測る定量指標 USPTOの ェ イ
に公開さ いる。
ii
い チェッ ス を用い 評価 さ 評価結果 タベ ス し 蓄積さ る に 品質管理の改善に 反映さ いる。
欧州 OHIM
欧州共 体商標意匠庁 Office for Harmonization in the Internal Market 以 OHIM
いう。 の商標審査の品質管理 審査部 に関係部署 関与し いる。OHIM全 体の品質管理 コ ポ バ ンス部 担当し 実務 ベルの品質管理 審査部及び 関連部署 連携し 担当し いる。
品質審査の品質目標 ポ 及び ニ アル類 い 整備さ 公開さ いる。品質管理 ニ アルに 品質目標 ポ の他に 品質管理体制 品質管理 の 組等 記載さ いる。
品質チェッ に い 審査の判断及び手 に い 事前 通知書 送前 及び 事後 審査終了後 の両方を実施し いる。
中国
中華人民共和国国家工商行政管理総局 The State Administration for Industry and Commerce of the People's Republic of China 以 SAIC いう。 の商標審査の品質 管理に関する具体的 情報 公開さ い い SAICの組織図 商標局の中に審査 の品質管理を担当する 商標審査品質管理部 ある。商標審査の品質管理 商標審査 部 独立し 商標審査品質管理部 担当し いる。審査品質のチェッ の具体的 情報
こ ま の こ 公開さ い い。
商標審査の品質目標 品質ポ 及び品質 ニ アル い 公開さ 詳細 不明 ある。
韓国
韓国特許庁 Korean Intellectual Property Office 以 KIPO いう。 の商標審査 の品質管理 商標 意匠審査部の中にある商標審査政策課 担当し 品質チェッ
商標 意匠審査部 独立し 審査品質保証部に所属する審査品質担当官室
EQAO に 行わ いる。
iii
英国
英国知的財産庁 United Kingdom Intellectual Property Office 以 UKIPO いう。 の商標審査の品質管理 独立し 部署 く 商標 意匠部の品質 ス 記録担当
審査 含 商標全体のISO品質管理の運営を担当し いる。
商標審査の品質目標 ポ 及び ニ アル類 整備さ いる 公開さ いる の 品質目標の 戦略目標の し 商標審査の適時性及び品質のタ ッ 公開さ いる。
品質チェッ 商標 意匠部の ビ ル プ 登録判断 ビ ル プ及び各 チ ムの管理職 級審査官に ンプルチェッ 行わ る。
イ
イ 特許商標庁 German Patent and Trademark Office Deutsches Patent- und
Markenamt 以 DPMA いう。 の商標審査の品質管理及び品質チェッ 商標
の審査部内 実施さ いる。
商標審査の品質目標及びポ 整備さ いる 公開さ い い。品質管理に 関する情報 ほ 公開さ い い。
品質チェッ に い 審査室長及び品質管理官に る ンプルチェッ 行わ いる。
ス イン
ス イン特許商標庁 Spanish Patent and Trademark Office 以 SPTO いう。 の商標審査の品質管理及び品質管理 い 識 標識部 商標部に相当 の品質管理
ル プ 担当し いる。
商標審査の品質目標 ポ 及び ニ アル類 い 整備さ いる 公開さ いるの 品質ポ の SPTOの ェ イ 公開さ いる。
品質チェッ に い 通知書の 行前後 実施さ 行後 審査室長に る ンプルチェッ 行わ いる。
ス ラ ア
ス ラ ア知的財産庁 以 IP Australia いう。 商標審査の品質管理及び 品質チェッ い 審査をする部署 独立し 品質改善課 担当し いる。
商標審査の品質目標 ポ 及び ニ アル類 い 整備さ 公開さ いる。品質目標 達成度を る の定量指数 設定さ 四半期 に達 成度 ェ イ 公開さ いる。
品質チェッ に い 審査の判断及び手 に い 商標審査 ビ 官に る ンプルチェッ を実施し いる。
iv
商標審査の品質管理に関連する文書 品質ポ 以外 ま 整備さ い い
CIPOの戦略目標に 品質に関する目標 あ 積極的に 組 いる。
イン
イン 特許意匠商標総局 Controller-General of Patents, Designs and Trademarks
以 CGPDTM いう。 の商標審査の品質関連情報 公開さ いる情報 少 い
国家知的財産権政策に ISO9001の 得 含 知的財産権の品質管理体制の構築 方 針の し 含ま いる。
ロ ア
ロ ア特許庁 Federal Service for Intellectual Property 以 ROSPATENT いう。 の商標審査 部組織のFIPS 実施さ いる 品質管理 ROSPATENTの連邦 業務管理室 担当し いる。品質チェッ FIPSの品質関連部署及び商標部 担当し いる。
商標審査の品質目標及び品質ポ 整備さ いる。品質ポ 戦略ポ
の中 公開さ 品質目標に い 達成指標 し 商標審査の適時性 公開さ いる。
品質チェッ FIPSの品質関連部署及び商標部の責任者に 法 規則に基 い チェッ さ いる。
ス ェ ン
ス ェ ン特許庁 Swedish Patent and Registration Office 以 PRV いう。
の品質管理 品質管理室 担当し 品質チェッ 内部監査担当者に 実施さ る。
商標審査の品質目標 ポ 及び ニ アル類 い 整備さ いる 公開
さ い い。 し PRVの ェ イ に PRVのVisionの達成の 品質目標及
び品質ポ に関連する情報 公開さ いる。
品質チェッ 通知書等の内容 記載ぶ のチェッ の 実施さ いる。
ン
ン 特許商標庁 Danish Patent and Trademark Office 以 DKPTO いう。 に 商標審査の品質管理を扱う専門の部署 い 商標 意匠部の中 品質管理及び品 質チェッ 行わ いる。
商標審査の品質目標 品質ポ 及び品質 ニ アル類 い 整備さ
公開さ いる。品質管理 ニ アル ェ イ に公開さ その中にDKPTOの
VISION に 品質目標及び品質ポ 記載さ いる。
v
アイスラン
アイスラン 特許庁 Icelandic Patent Office 以 IPO いう。 ISO9001の認 定を け こ に基 い 品質管理 実施さ いる 考え る。商標審査の品 質管理及び品質チェッ を担当し いる部署 確認 い IPOの ェ イ
公開し いる組織図に 品質管理を担当する 品質 文書管理部 ある。
ノル ェ
ノル ェ 産業財産庁 Patentstyret Norwegian Industrial Property Office 以
NIPO いう。 の商標審査の品質管理 独立し 部署 く 品質チェッ 品質管理官 及び各チ ム １名選出さ 品質コ ネ タチ ムに 実施さ る。
商標審査の品質目標 ポ 及び ニ アル類 い 整備さ 品質ポ の 公開さ いる。ま NIPOのAnnual Report等に 品質に関するNIPOの 目標 公開さ いる。
品質チェッ 通知書等の内容 記載ぶ 及び審査官の判断の妥当性に い に2回実施さ いる。
ベネル ス
ベネル ス知的所有権庁 The Benelux Office for Intellectual Property 以 BOIP
いう。の商標審査の品質管理及び品質チェッ 登録 法務部に 実施さ いる。 商標審査の品質目標 品質ポ 及び品質 ニ アル い 整備さ い い。 ま 商標登録前に 相対的拒絶理由の審査及び調査 実施さ い い。
ス ア
ス ア特許庁 The Austrian Patent Office 以 APO いう。 の商標審査の
品質管理及び品質のチェッ を担当する部署 に国内商標部 あ 品質管理官 担当し いる。
商標審査の品質目標 品質ポ 及び品質 ニ アル い 整備さ 品 質ポ の 公開さ いる。
品質チェッ 審査の手続の 品質管理官 担当し いる。
フ ンラン
フ ンラン 特許庁 National Board of Patents and Registration of Finland 以
PRH いう。 の商標審査の品質管理に関する独立し 部署 く ま 品質チェッ に関し 専門の部署 い。
商標審査の品質目標及び ニ アル類 い 整備さ いる 公開さ
品質ポ 整備さ い い。し し PRHの ェ イ 等に 品質に関
するPRHのVision及び戦略目標 公開さ いる。
vi
タイ
タイ知的財産局 Department of Intellectual Property 以 DIP いう。 商 標審査の正式 品質管理 ま 実施さ 商標品質の品質目標 品質ポ 及 び品質管理 ニ アルに い 整備さ い い。
ベ ム
ベ ム知的財産庁 National Office of Intellectual Property 以 NOIP いう。 商標審査の品質管理及び品質チェッ を担当する部署 い 品質チェッ 4
名の審査官に 実施さ いる。
ま 商標品質の品質目標及び品質ポ 整備さ い い 品質管理 ニ ア ル 整備さ 公開さ いる。
台湾
台湾智慧財産局 Taiwan Intellectual Property Office 以 TIPO いう。 商標審査の品質管理及び品質チェッ 審査品質改善課 担当し いる。
商標審査の品質目標 品質ポ 及び品質 ニ アル い 整備さ 品質目標 及び品質ポ 公開さ いる。品質目標に い 推進政策及び評価指標等 定
いる。
品質チェッ 品質改善課長 副課長等に ンプルチェッ 実施さ いる。
ン ポ ル
ン ポ ル知的財産庁 Intellectual Property Office of Singapore 以 IPOS い う。の商標審査の品質管理 商標登録部の品質 ラ 課 呼 る部署 担当し いる。 ま 品質のチェッ 商標登録部 独立し 担当する部署 い 商標登録部の審 査室長及び法律顧問 審査の質のチェッ を実施し いる。
商標審査の品質目標 品質ポ 及び品質 ニ アル い 整備さ い い。
イン ネ ア
イン ネ ア知的財産権総局 Directorate General of Intellectual Property Rights
以 DGIPR いう。 の商標審査の品質管理に関する情報 ェ イ やAnnual
vii
3. ユ ザ 評価調査
(1) 調査対象
特許庁 指定する国内企業358社 特許庁 指定する海外企業40社
(2) 調査対象項目
商標登録出願に ける商標審査の質全般に い 票調査 特定の商標登録出願に ける商標審査の質に い 票調査
(3) 調査の方法
アン 票の送付 調査対象者への回答の督促 アン 票の回収及び回答結果の 単純集計を行 。
(4) 調査結果
アン 回収率
A票回収率：67.3% 回収数：268者
B票回収率：66.8% 回収数：266者
商標審査全般の質に関する調査 票 の集計結果
1) 商標審査に関する全体 し の質の評価 全体評価 に い
商標審査に関する全体 し の質の評価に い 普通以 の評価の割合 86%
あ そのう 満足 比較的満足 の評価を合わ る 47. 7%の割合を示 し 。
2) 商標審査に関する個 項目に係る質の評価に い
普通 以 の評価の割合 割以 を占 る項目 17項目中11項目あ 。 ま 個 項目の中 悪い 及び 非常に悪い の評価の割合 高 の 審 判決 の統一性 27.5% 審査官間の統一性 27.1% 及び 基準 便覧 の統
一性 18.2% の項目 あ 。
3) 今後の商標審査の充実に向け 注力す 項目に い
今後の商標審査の充実に向け 注力す 項目に い 審査に ける判断の統 一性 50% の割合 最 多く 審査に ける判断 理解 23% 拒絶理由通知 等の記載内容 14% そ に続い 多 。
特定の商標登録出願に ける審査の質に関する調査 票 の集計結果
1) 調査対象案件に ける商標審査に関する全体 し の質の評価 全体評価 に い
viii
概 満足 の評価を合わ る 44.3％の割合を示し 。
2) 調査対象案件に ける商標審査に関する全体 し の質の評価 全体評価 に い 最終処分 の集計
不満 やや不満 の評価を合わ 割合 拒絶査定 案件 16.4% ＞ 解 消登録査定 案件 11.7% ＞ 即登録査定 案件 0% の に少 く 。ま
満足 概 満足 の評価を合わ 割合 解消登録査定 案件 最 多く
60.2%に 。
集計分析
1) 商標審査全般の質に関する調査結果の分析 票
個 項目に い の評価及びこ の全体評価 の相関係数を考慮する 基準 便覧 の統一性 類似性の判断 識 性の判断 及び 審査官間の統一性 い 項目 改善に 組 重点的 課題 あるこ 分 。一方 拒絶 理由 必要 説明 の項目 ユ ザ 一定の評価を得 いる結果 。
2) 特定の商標登録出願に ける審査の質の調査結果の分析 票
通知さ 拒絶理由 に案件を分け そ に対応する評価項目 全体評価 特 定の商標登録出願に ける審査に関する全体 し の質の評価 の相関係数を分析す る 類似性の判断 識 性の判断 及び 指摘商品 役務の判断 のい の 場合 票調査の分析 の相当する相関係数 大 値 。
成26 度調査結果 の比較検証
本調査結果を 特許庁 実施し 昨 度の商標審査の質に関するユ ザ 評価調査 比較 し 。全体 し 昨 度に引 続 肯定的 評価 多い いう結果に 。ま 昨 度の調査の４段階評価 ５段階評価にするこ 個 項目の評価及びこ の全体 評価 の相関係数を 詳細に評価 解析するこ 可能 改善に 組
概括表
国 地域 知財庁
米国 USPTO 342,287 199,726 464 ○
商標品質 ビ 研修課
Office of Trademark Quality Review and Training (OTQRT)
34
商標品質 ビ 研修課 審査
室 商標分類政策 実施管理室
Administrator for Trademark Classification Policy and Practice
34 ○ × ○ ○ × ○ ○
欧州 OHIM 113,906 98,451 300 △*2
全体
コ ト ン 部
Corporate Governance Service
個 各審査部
eadh Operations Department
2
事前 ク
各審査部
each Operations Department
事 ク
国際協力 法務課
ICLAD International Cooperation and Legal Affairs Department
事前 61 checks 事
28 checks 7 (chairs
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
中国 SAIC 1,848,858 986,461
韓国 KIPO 158,677 97,656 108 商標審査政策課상표심사정책과 9 審査品質担当官室 EQAO
*1
심사품질담당관 4 ○ × ○ × ○ × ○ ○
英国 UKIPO 50,415 43,188 78 ○*4 －
商標 意匠部 品質 ク 記
録担当*2
TMD Quality, Risk and Records
1.5 ○ ○ ○ × ○ × ○ ○
イツ DPMA 64,826 47,523 約100 × 商標審査課
Trade Mark Division 3
商標各審査室 品質管理関連
Trade Mark Teams; Quality control of administrative aspects
13/8*3 ○ × ○ × × － ○ ○
イン SPTO 49,976 43,559 41 ○ 識 標識部 商標部 中 品質
管理 ル プ (QMG) *1 7
識 標識部 商標部 及びそ 中
品質管理 ル プ (QMG)*4 10
*5 ○ × ○ ○ ○ × ○ ○
ト IP Australia 62,541 45,340 120 ○ 品質改善課
Quality Improvement Section 1
品質改善課
Quality Improvement Section 5 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
CIPO 49,819 28,955 66 ○ 技術政策 研修課
Technical Policy and Training 1 専門部署 し 11 × － ○ × × － ○ ○
イン CGPDTM 200,769 60,270
ロ ア ROSPATENT 64,062 39,919 120 ○
ROSPATENT連邦業務管理部 Department for the provision of state services of Rospatent
3
FIPS 品質関連部署
Sector for the quality of state services of the FIPS *6
5 ○ ○ ○ ○ × － ○ ○
ンPRV 10,706 8,535 19 ○ 品質管理部
Quality Departement 2
内部監査担当
Internal Audit 5 ○ × ○ × ○ × ○ ×
ン ク DKPTO 5,054 4,631 10 ○ 1 商標 意匠部 Trademark and
design department 1 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ×
アイ ン IPO 3,601 3,404
ル NIPO 15,273 12,814 46 ○ 無*2 － 独立し 部署 い*7 5 ○ × ○ ○ ○ × ○ ×
ルク BOIP 24,064 21,448 23 × 録 法務部 Registratie en
Juridische zaken 3
録 法務部 Registratie en
Juridische zaken 3 × － × － × － ○ ○
ト アAPO 9,153 8,741 8 × 国内商標部 DepartmentNational
Trademark 1
国内商標部 DepartmentNational
Trademark 1 ○ × ○ ○ × － × －
ン ン PRH 5,431 4,363 12 ○ 無*3 － 無 － ○ × × － ○ × ○ ×
イ DIP 46,097 19,563 20 ○ 無 － 無 － × － × － × － ○ ○
ト ム NOIP 36,454 24,360 55 ○ 無 － 無*8 － × － × － ○ ○ × －
商標 出願件数*1
件
商標 録件数*1
件
相対的拒絶
理由 関す
調査 公開
人数 人数
無
品質 アル
無 担当部署
商標 審査官数
人
品質目標 品質管理担当
品質
公開
品質関連書類 整備状況
基礎
無
品質 ク担当
審査基準
無 公開 担当部署
概括表
国 地域 知財庁
商標 出願件数*1
件
商標 録件数*1
件
相対的拒絶
理由 関す
調査 公開
人数 人数
無
品質 アル
無 担当部署
商標 審査官数
人
品質目標 品質管理担当
品質
公開
品質関連書類 整備状況
基礎
無
品質 ク担当
審査基準
無 公開 担当部署
公開
湾 TIPO 74,031*5 60,577*5 53 ○
審査品質改善課 Examination Quality Improvement Work Team
10
審査品質改善課 Examination Quality Improvement Work Team
10 ○ ○ ○ ○ ○ × ○ ○
ン ルIPOS 20,968 15,436 39 ○ 品質 課
*4
Quality Pillar 8
商標 録部 ム長及び法 顧
問*9 6 × － × － × － ○ ○
イン アDGIPR 60,983 16,955
■本概括表 い
■OHIM 称変更 い
基礎
*1特許行政 次報告書
2015 版 統計 資料編 第4章 主要国 機関 関す 統計 p134～p139 記載 出願及び 録件数 2013
*2先行商標 調査を実施し 調査報告書 行す 出願公告 異議申立 あ 場合 相対的拒絶理由を審査す
*3 SAIC商標局 全職員数
*4先行商標 調査を実施し審査報告書 行す 出願公告 異議申立 あ 場合 相対的拒絶理由を審査す
*5
TIPO Annual Report 2014記載 出願及び 録件数 2013
品質管理担当
*1品質管理を担当す 専門 部署 い 識 商標部 商標部 内 商標審査 品質を管理し 品質関連 諸施策を立案す 作業 ル プ あ 識 商標部内 品質管理 ル プ
(QMG) 呼 い
*2,3専門 又 独立し 部署 い
*4商標 録部
Registry of Trade Marks 独立し 課 い 商標 録部内 Quality Pillar 呼 課
品質 ク担当
*1
Examination Quality Assurance Officer
*2審査 け くす 出願手続 い 商標全体
ISO品質管理 運営を担当し い
*3商標審査課 審査室長
Heads of Trade Mark Teams 13 品質管理官 Quality controller 8
*4品質管理を担当す 専門 部署 い 識 商標部 商標部 内 商標審査 品質を管理し 品質関連 諸施策を立案す 作業 ル プ あ 識 商標部内 品質管理 ル プ
(QMG) 呼 い *5方式審査
1 実体審査8 更新1
*6質問票回答 具体的 法務部及び組織 技術 ト部門 い
FISP 組織図 品質監視室 О и и иr ач ва いう部署 掲載さ い
*7
1 品質管理官 quality manager 及び各 ム 1 選出さ 品質コ quality coordinators ム あ
*8商標審査 品質を ク 監査す 部署 い 品質 ク
4 審査官 実施さ い
*9商標 録部
Registry of Trade Marks 独立し 課 い 商標 録部 ム長及び法 顧問 商標審査 品質 クを実施す
2016 3 23日 OHIM 称 変更さ 予定 あ 新 称 欧州連合知的財産庁 European Union Intellectual Property Office EUIPO 表さ い ま 欧州共 体商標 Community trade mark CTM 欧州連合商標 European Union trade mark EUTM 変更さ
品質 アル い 商標審査 品質管理手法を記載し アル JPO 品質 アル 相当す あ いう内容 質問 そ 無を調査し
本概括表 商用出願及び商標 録 件数を除い 本調査研究 け 海外知財庁 質問票調査及び ア ン 調査 基 く情報
し 中国 イン アイ ン イン ア い 知財庁 回答 得
品質 ビ 部署 い 商標審査 ク ビ 又 監査を担当す 部署 役職 定義し 担当部署を質問し
品質 い 商標審査 品質 関す 職員 意識 けや意識向 を図 ビ ン ロ ン等 あ いう内容 質問 そ 無を調査し
品質管理部署 い 審査 品質 管理及び／又 品質関連 取組 立案等を含 し 品質 ク ビ 又 監査を除く 定義し 担当部署を質問し
概括表
品質向 取組
国 地域 知財庁
米国 USPTO
通知書等 内容 記載ぶ 審査官 判断及び審査 手続 い 級審査官 商標
品質 ビ 研修課 (OTQRT ンプル ク及びプロ ム分析官
ンプル ク
○ ○ × 2.9 10.1 *1 ○ 2
欧州 OHIM
通知書等 内容 記載ぶ い 経験 あ 審査官及び参考人 ク
審査官 判断及び審査 手続 い 事前及び事 ク
－事前 経験 あ 審査官ま 参考人 検査員 Chekcer クし 各審
査部 ム長 Team Leaders (Managers) 報告
－事 国際協力 法務課 ICLAD 3 ル プ ク
○ ○ ○ 約10 営業日*2 18 週*3 ○ 約半 *1
中国 SAIC
韓国 KIPO
審査官 判断及び審査 手続 い 審査品質担当官室 EQAO 審査品質評価
官 ク トを用い ンプル ク 20件／審査官 半
審査部内 審査室長及び ト長 様 ンプル ク
○ ○ ○ ○ 約半 *2
英国 UKIPO
通知書等 内容 記載ぶ い 審査官 ビ ル プ 拒絶査定案件
ク*2 及び 録判断 ビ ル プ 録判断案件 ンプル ク*3
審査官 判断及び審査 手続 い 記 加え ム長及び 席審査官 ム
ク*4
○ ○ ○ 約10日 ○ 1 弱*3
イツ DPMA 審査官 判断 い 審査室長 不定期 ンプル ク
*5
審査 手続 い 記 加え 品質管理官 Quality controllers ク ○ × ○ 約2.5 約6.5
※4 ○ 3～5
イン SPTO 審査官 判断及び審査 手続 い 通知書 行前 審査室長 ク*6 × ○ ○ 約
0.5 *5 約4.5 *6 ○ 3 70～50% 50～30% 50～30% 30～10%
ト IP Australia 通知書等 内容 記載ぶ 審査官 判断及び手順 い 商標審査品質 ビ 官
Trade Mark Product Quality Reviewer ンプル ク*7 ○ ○ ○ 約1.9 約6.5 ○ 最大 2 90%以 70～50%
CIPO 決 品質 ク し*8 ○ × ○ 約6.6 約22 ○
2 *4 90%以 70～50% 50～30% 30～10%
イン CGPDTM
ロ ア ROSPATENT
通知書等 内容 記載ぶ ク い FIPS 商標部長及び副部長
ク 実施さ
査官 判断 妥当性及び審査 手続 ク い FIPS 商標部長 副部長
各課長及び品質関連 部署 ク 実施さ *9
○ × ○ 約1 約14 ○ 最長1 *5
ンPRV 通知書等 内容 記載ぶ ク 実施 2回目 審査 い 級審査官
senior trademark examiner 又 法務官 legal officer 妥当性を ク ○ × ○ 約3.25 約4.8 ○ 約1
ン ク DKPTO 決通知書等基準内容 ンプル記載ぶ 審査官クさ 判断及び審査 手続 い 僚審査官 ○ ○ ○ 約1.5 3 約5～6 ○ 回答 し 70～50% 50～30% 10%以 10%以
アイ ン IPO
ル NIPO 通知書等 内容 ク記載ぶ並び及び審査官審査官 士判断 いク*10 品質管理官及び品質コ ○ ○ ○ 約3～4 約5.4 ○ 約1 90%以 90～70% 90～70% 70~50%
ルク BOIP 通知書通知書等い内容送前記載ぶ絶対的拒絶理由審査官 判断及び審査判断 法務部手続認証 必要い す 拒絶理由 × × 約1週間 約3 *7 ○ し 90%以 90%以 90%以 90%以
ト アAPO 審査 手続 い 品質管理官 quality management appointee ンプル
ク ○ × ○ 約1 約3 ○ 1 半～3 90%以 90～70% 70～50% 70～50%
ン ン PRH 通知書等 内容 記載ぶ 審査官 判断及び審査 手続 い 審査室長 Head of
Handling Process 1回 ンプル ク ○ ○ × 約4 × －
イ DIP × × × 約5 約7 × － 90%以 90%以 70～50% 50～30%
ト ム NOIP 通知書等 内容 記載ぶ い 4人 審査官 審査 ク含 *11 ○ × × 約1 約12 ○ 2週間 90%以 90%以 90%以 90%以
ユ
満足度 調査
新人審査官 研修
研修期間
プロ ム
無
90%以
留任率 高い 問合せ
窓口
2010
各 度 採用し 審査官 在籍
離職し い い審査官 割合
担当審査官以外 第 者 品質 ク方法
70%以 審査官
2005 2000 1995
審査処理速度
ユ ン 利便性 取組
出願～FA 出願～査定 審査官
概括表
品質向 取組
国 地域 知財庁
ユ
満足度 調査
新人審査官 研修
研修期間
プロ ム
無 問合せ
窓口
2010
各 度 採用し 審査官 在籍
離職し い い審査官 割合
担当審査官以外 第 者 品質 ク方法
審査官
2005 2000 1995
審査処理速度
ユ ン 利便性 取組
出願～FA 出願～査定 審査官
面接 可否
湾 TIPO 通知書等 内容 記載ぶ 及び審査官 判断 い 品質改善 ム ンプ
ル ク*12 ○ ○ ○ 約5.7 約7.8 ○ (120時間)*6 90%以 90%以 90%以 90%以
ン ルIPOS
通知書等 内容 記載ぶ い 審査室長 Team Leader of the examiner
ンプル ク*13
審査官 判断 い 級審査官 senior examiners 録案件 全件 ク
○ ○ ○ 約4 約9 ○ 最低18 90～70% 90～70% 90～70% 90～70%
イン アDGIPR
担当審査官以外 第 者 品質 ク方法
*1公開情報及び法 事務所 ア ン 調査 基 く情報
*5審査官 判断 含 審査 質を確認す 審査室長 事 時々 ンプル クを実施す
*6通知書 行前 各審査室長
Heads of technical sections 審査官 判断 ビ 及び 行 審査室長 ンプル ク
*8審査 手続 関す 問題 あ 策定部署 連絡さ
*9 ク 法 及び施行規則 基 い 実施さ
*11
4 審査官 出願商標 審査 決裁さ 審査官 審査 ⇒ 司又 ム長 決済 ⇒ 審査部長 決裁 ⇒ 副局長 決済
*13審査室長
Team Leader of the examiner 毎 審査ユ ト 10件を クす
審査速度
*1 10.1 suspended及び異議申立除く 11.5 suspended及び異議申立含
*2支払い確認日 トアク ンま
*5 不備 く方式審査 公開 場合
*6 即 録 場合
*7 録前 異議申立 あ
2 遅延
新人審査官 研修
*1理論 実践 プロ ム
*2審査規制審査官教育課程 補佐官
3ヶ 共 審査官 3ヶ
*3理論 実践 プロ ム
*4研修開 プロ ム
TDP 2 間 あ 最初 3 学研修 そ 続く実施研修 研修 10 及び16 追加 学研修 あ
*5理論 実践 プロ ム 通常 新人 intern 職場 配置さ 最長1 間監督職 overseer く *6新人審査官
assistant trademark examiners 120時間 集中講義 あ 研修期間 い 情報 得
*10品質管理官 調整し 品質コ
quality coordinator 2回 品質 ク 実施さ い ま こ 他 審査官 士 相互 ク 実施し い う あ
*12品質改善課
Examination Quality Improvement Work Team 品質 クを実施し ンプル ク率 各審査官 録案件 2% 拒絶案件 2～4% あ
*3 申請者 回答期限終了 拒絶査定日ま 均
6 週間
出願日 録ま 15 週 早期審査 事案
*4 約
2.5 録 場合
約6.5 拒絶 場合 異議申立 期間 除く
*4各 ム 管理職 級審査官 毎 審査官あ 約
20件 ンプ ン を実施す 案件 処理 判断 絶対的拒絶理由 相対的拒絶理由) 通知書 作成 案件 管
理 ユ 対応等を含 申請全体 処理を確認す
*7さ 手順 法 規則 準拠し い こ を確認す 部署 あ ま 商標審査品質 ビ 官 ク以外 審査 終わ 対し 審査部内
ク あ
*3 録判断 ビ ル プ
Acceptance Review Group 当番制 審査官 級審査官 法務/ト ン 開 ム ン 1 構成) 録判断 出願公 告前 を出し 案件 う 10%を ンプ ン し ビ し い
*2当番制 審査官 ム長 席審査官
に
日本再興戦略改訂 「014 や 第五回知的財産分科会 ま に い 世界最 速 最高品質 の審査の実現 う わ る中 成 「【 度 国特許庁 当 品質管理 の強化 改善の一環 し 特許審査に関する品質管理の基本原則を示し 特許審査に 関する品質ポ の策定等 品質管理 ステムの整備に着手する 共に 外部有識者 る審査品質管理小委員会を産業構造審議会知的財産分科会の に設置し 審査の品 質管理の実施体制 実施状況に い 客観的 評価を けるこ し 。
当 小委員会 品質管理の専門家等複数の委員 品質管理を 実効的 の する に 品質目標の設定 効果的 ある の指摘 さ 。し し 現状 特許庁に い 定量的 品質目標 設定さ い い こ 品質目標 し 採用する 指標の選定に 慎重 判断 必要 ある その要否を検討するに当 ま 品 質目標に関する情報収集を行うこ 重要 ある。そし 適確 情報を収集する に 諸外国の知財庁に ける品質目標の設定状況 例え の う 品質管理体制の中 の う 品質目標 設定さ いる 等 に い 把握するこ 効率的 ある。
さ に 記各国の 組状況を調査する に 国内外を対象 し ユ ザ アン を行い 日本の審査の品質に対する客観的 ユ ザ 評価を把握するこ 特許庁 に い 品質目標の検討をする際に有益 資料 る。
し 本調査研究に い 国に ける品質目標を検討する際の基礎資料 を 得するこ を目的 し 。
本調査研究 世界最速 最高品質 の審査の実現に寄与する の 幸い あ る。ま 本調査研究の遂行にあ 協力をい い 各国 地域 の知的財産庁及 び法律事務所の方々に この場を借 深く御礼申し る。
謝辞
本調査研究の遂行にあ 記の方々に 協力をい い 。この場を借 深く 御礼申し る。
知的財産庁
Unじ下ごこ S下a下ご上 Pa下ごn下 anこ T三aこごma三ず Oささじげご 米国
Oささじげご さo三 Ha三monじ川a下じon じn 下しご In下ご三nal Ma三ずご下 欧州 Ko三ごan In下ごllごげ下つal P三oたご三下と Oささじげご 韓国
Unじ下ごこ Kじngこom In下ごllごげ下つal P三oたご三下と Oささじげご 英国 Gご三man Pa下ごn下 anこ T三aこごma三ず Oささじげご イ
Sたanじ上し Pa下ごn下 anこ T三aこごma三ず Oささじげご ス イン IP Aつ上下三alじa ス ラ ア
（anaこじan In下ごllごげ下つal P三oたご三下と Oささじげご
Rつ上上じan Fごこご三al Sご三vじげご さo三 In下ごllごげ下つal P三oたご三下と ロ ア Sてごこじ上し Pa下ごn下 anこ Rごgじ上下三a下じon Oささじげご ス ェ ン ）anじ上し Pa下ごn下 anこ T三aこごma三ず Oささじげご ン
No三てごgじan Inこつ上下三じal P三oたご三下と Oささじげご ノル ェ
Tしご Bごnごlつで Oささじげご さo三 In下ごllごげ下つal P三oたご三下と ベネル ス Tしご Aつ上下三じan Pa下ごn下 Oささじげご ス ア
Na下じonal Boa三こ oさ Pa下ごn下上 anこ Rごgじ上下三a下じon oさ Fじnlanこ フ ンラン ）ごたa三下mごn下 oさ In下ごllごげ下つal P三oたご三下と oさ Tしaじlanこ タイ
Na下じonal Oささじげご oさ In下ごllごげ下つal P三oたご三下と oさ Vじご下 Nam ベ ム Taじてan In下ごllごげ下つal P三oたご三下と Oささじげご 台湾
In下ごllごげ下つal P三oたご三下と Oささじげご oさ Sじngaたo三ご ン ポ ル
）じ三ごげ下o三a下ご Gごnご三al oさ In下ごllごげ下つal P三oたご三下と Rじgし下 Rごたつけlじげ oさ Inこonご上じa
イン ネ ア
各国法律事務所
Bつげしanan Ingご三上oll & Roonごと P（ 米国 （an下o三 （olけつ三n LLP 米国
Oけlon, Sたじvaず, Mげ（lごllanこ, Maじご三 & Nごつ上下aこ下, LLP 米国 Olじささ & Bご三三じこgご, PL（ 米国
Sつgし三つご Mじon, PLL（ 米国
京 知識産権代理有限公司 中国 京林達劉知識産権代理事務所 中国 中原信達知識産権代理有限責任公司 中国
京銀龍知識産権代理有限公司 中国 金 張法律事務所 韓国
康＆康国際特許法律事務所 韓国 Mごてけつ三n Ellじ上 英国
Wじ下しご三上 & Rogご三上 LLP 英国 Boごしmご三下 & Boごしmご三下 イ Hoささmann Eじ下lご イ
I上a三たa下ごn下 イ
ELZABURU ス イン ZBM ス イン
Sた三つ上on & Fご三gつ上on ス ラ ア FB Rじげご ス ラ ア
BENOÎT & （イTÉ Goてlじng上
ワ ン ル プ会合メンバ 名簿
ワ ン ル プ ５０音
香島 希 日本知的財産協会商標委員会副委員長 株式会社バン イ 弁理士
外 英明 外 特許事務所 弁理士
陸先端科学技術大学院大学 非常勤講師 本多 敬子 本多国際特許事務所 弁理士
ザ バ
荻野 瑞樹 前 特許庁審査業務部商標課 課長補佐 品質管理官 大塚 正俊 特許庁審査業務部商標課 品質管理官
沢 恵美子 特許庁審査業務部商標課 品質管理官
事務局
溢喜 一般社団法人 日本国際知的財産保護協会 国際法制研究所長 野 真 一般社団法人 日本国際知的財産保護協会 主任研究員。主担当) 生田 力与 一般社団法人 日本国際知的財産保護協会 主任研究員
岩本東志之 一般社団法人 日本国際知的財産保護協会 主任研究員 山田 邦博 一般社団法人 日本国際知的財産保護協会 企画調整課長
目 次
第Ｉ部 調査研究の概要 ………1
第Ⅱ部 海外知財庁の品質目標 ………】 第Ⅲ部 海外知財庁比較調査 ………」」 米国 概要………」5
1. 管轄知財庁及び審査組織………」5
1.1. 管轄知財庁 1.「. 組織 1.」. 人員 1.4. 審査プロセス 体制 1.5. 出願及び登録件数 「. USPTO に ける品質管理………」8
「.1. 品質管理及び品質保証担当部署 「.「. 特許審査の品質目標 ポ ニ アル類の整備状況 「.」. 商標審査 品質のチェッ 「.4. 品質管理体制の監査 「.5. ユ ザ 対応 ユ ザ フ ン ネス 「.【. 審査官 」. ユ ザ に対するヒア ン 調査結果………4【
」.1. USPTO の審査の品質 」.「. USPTO の品質ポ 品質目標及び品質 ニ アルの知名度 理解度 」.」. USPTO の品質への 組の充実度 」.4. ユ ザ 対応 ユ ザ フ ン ネス 」.5. その他 欧州………5」
中国………】1
韓国………8」
英国………101
イ ………11」
ス イン………1「」
ス ラ ア………1」」
………14】
イン ………15重 ロ ア………1【5 ス ェ ン………1】」
アイスラン ………1重1 ノル ェ ………1重5 ベネル ス………「0」 ス ア………「0重 フ ンラン ………「1】 タイ………「「5 ベ ム………「」1 台湾………「」】 ン ポ ル………「45 イン ネ ア………「5」
第Ⅳ部 ユ ザ 評価調査………「5】 1. 調査の概要………「5重
1.1. 本調査の目的 1.「. 調査方法 1.」. 調査票 1.4. 調査対象 1.5. 回収結果
「. 集計結果………「【1 「.1. 商標審査全般の質に関する調査 票 の集計結果
「.「. 特定の商標登録出願に ける審査の質に関する調査 票 の集計結果 」. 集計分析………「】1
」.1. 商標審査全般の質に関する調査結果の詳細分析 票
」.「. 特定の商標登録出願に ける審査の質の調査結果の詳細分析 票 」.」. 分析結果のポイン
4. 成 「【 度調査結果 の比較検証 ………「81 5. 付録………「8「
5.1. 調査票
5.「. ２ の評価項目の分布 相関係数例
資料編
1
3 1． 本調査研究の背景及び目的
日本再興戦略改訂2014 1や 第五回知的財産分科会 ま 2に い 世界
最速 最高品質 の審査の実現 う わ る中 成26 度 特許庁 当 品質管理の 強化 改善の一環 し 特許 意匠 商標の審査に関する品質管理の基本原則を示し
特許庁の審査に関する品質ポ の策定等 品質管理 ステムの整備に着手する 共に 外部有識者 る審査品質管理小委員会を産業構造審議会知的財産分科会の に 設置し 審査の品質管理の実施体制 実施状況等に い 客観的 評価を けるこ し 。
当 小委員会 品質管理の専門家等複数の委員 品質管理を 実効的 の する に 品質目標の設定 効果的 ある の指摘 さ 。し し 現状 特許庁に い 定量的 品質目標 設定さ い い こ 品質目標 し 採用する 指標の選定に 慎重 判断 必要 ある その要否を検討するに当 ま 品 質目標に関する情報収集を行うこ 重要 ある。そし 適確 情報を収集する に 諸外国の知財庁に ける品質目標の設定状況 例え の う 品質管理体制の中 の う 品質目標 設定さ いる 等 に い 把握するこ 効率的 ある。
さ に 記各国の 組状況を調査する に 国内外を対象 し ユ ザ アン を行い 日本の審査の品質に対する客観的 ユ ザ 評価を把握するこ 特許庁 に い 品質目標の検討をする際に有益 資料 る。
し 本調査研究に い 国に ける品質目標を検討する際の基礎資料 を 得するこ を目的 する。
2． 調査研究内容
2.1. 海外知財庁比較調査 １ 調査対象国 地域
1． アメ 合衆国 以 米国 いう。
2． 欧州 欧州共 体商標意匠庁 以 OHIM いう。
3． 中華人民共和国 以 中国 いう。
4． 大韓民国 以 韓国 いう。
5． テン及び アイルラン 連合王国 以 英国 いう。
6． イ 連邦共和国 以 イ いう。
1 日本経済再生本部 日本再興戦略改訂2014 のp58
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/pdf/honbun2JP.pdf 最終ア セス日：2016 2月9日
2 産業構造審議会 知的財産分科会 ま のp5等
https://www.jpo.go.jp/shiryou/toushin/toushintou/pdf/tizai_torimatome/houkoku.pdf 最終ア セス日：2016 2月9
4
7． ス イン王国 以 ス イン いう。
8． ス ラ ア連邦 以 ス ラ ア いう。
9．
10． イン 共和国 以 イン いう。
11． ロ ア連邦 以 ロ ア いう。
12． ス ェ ン王国 以 ス ェ ン いう。
13． ン 王国 以 ン いう。
14． アイスラン 共和国 以 アイスラン いう。
15． ノル ェ 王国 以 ノル ェ いう。
16． ベネル ス3 ベネル ス知的所有権庁 以 ベネル ス いう。
17． ス ア共和国 以 ス ア いう。
18． フ ンラン 共和国 以 フ ンラン いう。
19． タイ王国 以 タイ いう。
20． ベ ム社会主義共和国 以 ベ ム いう。
21． 台湾
22． ン ポ ル共和国 以 ン ポ ル いう。
23． イン ネ ア共和国 以 イン ネ ア いう。 を対象 する。 以 合計23 国 地域 を対象 し 。
２ 調査研究の対象項目
調査対象国 地域 に ける 品質目標及び品質管理体制に関し 以 に記載し 項目 を調査し 。
調査項目
品質に関する目標
各国 地域 の審査に ける品質目標 定量的 目標に限 定性的 目標 含 品質管理体制
品質ポ や品質 ニ アル等の整備状況
審査の ビ 等 品質保証 審査の質の維持 向 に関する 組の状況
ユ ザ 満足度調査や品質監査等 品質検証 審査の質の把握 に関する 組の状況 ユ ザ の苦情窓口等 ユ ザ フ バッ に関する 組の状況
ISO9001認証等 品質管理に関する国際規格の 得状況 第 者に る品質管理の評価
の状況
その他 記 の品質目標を把握する 必要 品質管理体制
3 さ に ベル 及び ラン の商標出願 ベネル ス知的所有権庁に 扱わ るの 当 庁 調査対象 し
5
調査研究手法
公開情報調査 国内外文献調査
書籍 論文 及びインタ ネッ 情報等を利用し 各調査項目に わ 網羅的に 各国 地域 の品質目標及び品質管理体制等を入手し 。その 各調査項目に関する 情報を収集し 整理 分析を行 。
収集し 外国語文献に い 調査項目に 当する範囲に い 日本語に翻訳し 。
海外質問票調査
英語 作成し 質問票を 郵送等に 各国 地域 の知財庁へ送付し 。回収し 質問 票 得 結果を日本語に翻訳し 各国 地域 の品質目標及び品質管理体制等に い 整理 分析を行 。内規等 可能 限 入手し 入手し 情報に い 公表の 可否に い 併 確認し 。
海外ヒア ン 調査
国内外文献調査及び海外質問票調査の結果を踏まえ 詳細 調査を行う 米 国 英国 イ ス イン 中国 SAIC 韓国 ス ラ ア の各国知財 庁及び欧州商標意匠庁 OHIM 並びに各国の弁理士事務所 企業等の合計30者に対し
現地に赴い 海外ヒア ン を実施し 。
Ⅱ． ユ ザ 評価調査 １ 調査対象
特許庁 指定する国内企業358社 特許庁 指定する海外企業40社
海外企業 国内代理人 に送付し 。ま 調査対象 重複する場合 ま アン 票を送付し 。
２ 調査の対象項目
次の項目に い 質問をし 。
国内出願に ける商標審査の質全般に い 特定の国内出願に ける商標審査の質に い
調査の方法
6
． ワ ン ル プ会合に る検討
本調査研究の各段階 監修 助言を ける 知的財産制度に対し 豊富 知見を有 する 学識経験者 法律家 弁理士 及び 産業界実務者 そ 1名 ワ
ン ル プ WG を構成し 会合を設け 。
第1回WG会合 2015 8月26日
調査研究の進 方に い 検討を行 。 第2回WG会合 2015 12月10日
海外質問票調査 海外ヒア ン 調査の結果に い 検討を行 。 第3回WG会合 2016 2月4日
7
第Ⅱ部 海外知財庁の品質目標
各国 地域 の知的財産庁の商標審査の品質目標を ま 。そ
本調査研究 行 知的財産庁への質問票調査 ヒア ン 調査及び国内外文 献調査 得 情報を記載し 。
実線 囲 四角内 知的財産庁 の質問票回答内容 あ 点 鎖線 囲 四角内 文献等 の引用を示し いる。知的財産庁 の質問 票回答 質問票調査及びヒア ン 調査を行 2015 10～12月時点の の ある。
各知的財産庁の品質目標の記載 第 3 章 各国 地域 知的財産庁の品質 管理 に ける各品質目標に関する内容の抜粋 ある。
● 知的財産庁への質問内容
9
各国品質目標ま
各知的財産庁 の回答を基に 品質目標をま の 記の表 ある。
国 地域 名 知財庁
米国 USPTO ○ ×
欧州 OHIM ○ ○ 品質
*1
整合性*1
予測性*1
適時性*1 アクセ 性*1
*1 具体的 以 目標 あ
品質: 判断 ビ プロ クト ツ ル及びユ 対応 け 質 保証
予測性: OHIM 意思決定プロセ 透明性向 審査結果 予測可能 性向
整合性: 審判及び判決結果 整 合性向
適時性: ユ 期待 沿う う 手順 効率化作業 並び 作 業 高品質化及び迅速化 アクセ 性: OHIM ビ 誰
受け う す 様々 ツ ル 整備 及びそ ツ ル 手順 統合
中国 SAIC
韓国 KIPO ○ ×
英国 UKIPO ○ ○ 審査 処理速度 満足度調査 総合 均
ツ DPMA ○ ×
ス ン SPTO ○ ×
ース IP Australia ○ ○
適 調査及び調査方法 実施さ い こ 拒絶理由 判断 通知等*2
報告書 記載 網羅的 十分 あ こ 方式的 記載 不備 い こ
達成基準 し そ 審査品質基準 合致す 案 件 割合 設定さ い
*2 具体的 以 目標 あ
関連す す 拒絶理由 正しく 採択さ い こ
そ 他 す 拒絶理由 さ い こ
無効 拒絶理由 含ま いこ 達成基準 し そ 審査品質 基準 合致す 案件 割合 設定さ
い
CIPO × － ン CGPDTM
ロシ ROSPATENT ○ ○
※品質目標 ROSPAT分NT イ ト 公開さ い いう回答 あ
確認さ 2011 審査 適時性 関す 指標 現時点 目標
い 特定
ス ー ン PRV ○ ×
ン ーク DKPTO ○ ○
品質管理 テム 維持 改善 職員能力 維持 向 作業工程 改善 ユ 会合実施
調査及び審査 質*3 調査及び審査 処理速度*4
*3 不合格 判定 割合 *4 審査 均期間 及び一定期間
審査案件 割合
ス ン IPO
ル ー NIPO ○ ×
ルクス BOIP × －
ース APO ○ ×
フ ン ン PRH ○ ×
DIP × －
ム NOIP × －
台湾 TIPO ○ ○ 商標審査 質 強化 審査商標 統一性正確 処分確保及び推進 審査処理案件 加速
シン ール IPOS × －
ン シ DGIPR
品質目標
有無 公開
行動目標 備考
指標に基づく目標
10
1. 米国 知財庁：USPTO
USPTO に る質問票回答
品質目標の有無：有
品質目標の公開の有無：無
商標審査の品質目標 整備さ いる 公開 さ い い。 し
USPTO の ェ イ に掲載さ いる USPTO Strategic Plan
2014-20187 に 品質目標に関する内容 含ま いる。
USPTO Strategic Plan 2014-2018 2014 に策定さ USPTOの
組織的 長期戦略計画 ある。この計画書 Goal I～III及び Management Goalの計 4 の戦略目標 Strategic Goal 定 いる。このう Goal II に 商標品質 適時性の最適化 Optimize Trademark Quality and
Timeliness 掲 いる。
注力する戦略目標
Goal I ： 特許品質 適時性の最適化
Goal II ： 商標品質 適時性の最適化
Goal III： 世界規模に ける知財政策 保護及び権利行使の改善の
国内及び海外に ける ップの提供
Management Goal： 優 組織の実現
USPTO Strategic Plan 2014-2018 5 当箇所を翻訳
GOAL IIに こ の戦略目標を達成さ る に 5 の目標 Objective
設 定 さ さ に 各目 標 に 複 数 の 施 策 Initiative 及 び 達 成 指 標
Performance Indicator 設定さ いる。
GOAL II：商標品質 適時性の最適化
目標 1：商標の審査期間短縮の維持 フ ス ア ンま の期間：
均 2.5~3.5 月 全審査期間：12 月以内
目標 2：商標品質の維持
目標 3：ユ ザ に対する最適 IT ビスの保証 目標 4：関係者及び一般の方への奉 活動の維持 強化 目標 5：商標の裁判及び審判の活性化
USPTO Strategic Plan 2014-2018 5 当箇所を翻訳
7 USPTO USPTO Strategic Plan 2014-2018
11
Goal II の目標 2 品質目標に関係し その達成度を測る指標 設定さ
図 US-1 に 示 す USPTO の ェ イ 商 標 ッ
Trademark Dashboard に指標の達成状況 アルタイム 可視化さ
いる。
図 US-1 審査の質に関する指標の達成状況8
具体的に 2 の指標及び目標 以 ある。
フ ス ア ンの質 First Action Quality ：95.5%以
査定の質 Final Action Quality ：97%以
各指標に い 図 US-2 に示す 商標 ッ の中 詳細に 説明さ いる。
フ ス ア ンの質 フ ス ア ンに ける審査官の判断 調査 根拠 る証拠及び記載ぶ に い の ラ フ の割合 定義さ
いる。フ ス ア ン 出さ の ラン ムに抽出さ のに い 記の審査の質 ビ さ 評価さ 遵守率 ラ
フ の割合 の目標値 し 95.5%以 いる。
査定の質に い ラン ムに抽出さ のに い 様に ビ さ 評価さ 遵守率 ラ フ の割合 の目標値 97%以
いる。
8 USPTO内 Trademark Dashboard http://www.uspto.gov/dashboards/trademarks/main.dashxml
12
図 US-2 指標の詳細説明 USPTO の Trademark Dashboard 9
2． 欧州 知財庁：OHIM OHIM に る質問票回答
品質目標の有無：有
公開の有無：有
商標審査の品質目標 整備さ 公開さ いる。OHIM 庁全体の長期 戦略プランに沿う形 全体の基本方針にあ る OHIM 統合管理 ステムポ
Integrated Management Systems policy 及び品質目標 設定さ こ
に基 い 品質管理 運営さ いる。
ま 品質目標 品質 ニ アル10にま いる。具体的に 品質
ニ アルの中 以 の 公開さ いる。
品質 ：判断 ビス プロ ェ ル及びユ ザ 対応に
ける質の保証
予測性 ：OHIMの意思決定プロセスの透明性向 審査結果の予測可能
性向
整合性 ：審判及び判決結果 の整合性向
9 図US-3 USPTO内 Trademark Dashboard に公開さ いる各指標の説明 10 OHIM Quality manual のp3
13
適時性 ：ユ ザ の期待に沿う う 手 の効率化作業 並びに作業
の高品質化及び迅速化
ア セス性：OHIM の ビス 誰 け る うにする の様々 ルの整備 及びその ルの手 への統合
OHIMの品質 ニ アルの 当箇所を翻訳
さ に OHIM の ェ イ に 記の品質目標の達成度を測る の 様々 指標 設定さ 四半期 にその進捗状況 公表さ いる。例 え 商 標 審 査 の 適 時 性 及 び 審 査 の 判 断 の 適 性 に 関 す る 指 標 い 図
EM-1 に示す 記の項目 公開さ いる。
適時性：
出願費用納付 審査終了ま の期間
出願費用納付 出願公告ま の期間
登録費用納付 登録ま の期間
出願 理 出願公告ま の期間 早期審査の場合
出願 理 登録ま の期間 早期審査の場合 商標審査の品質：
商標審査の遵守率
絶対的拒絶理由の判断の遵守率
図 EM-1 公開さ いる品質目標の達成度を測る の指標の例
OHIM の ェ イ 11
14
各 指 標 に い 進 捗 状 況 を 示 す に 達 成 基 準 し 良 好 基 準
Excellent 対策 必要 基準 Actions Needs 掲載さ いる。
各指標 対策 必要 水準 に 場合に 改善の に実施す ア ン ェ イ 12に掲載さ る。
品質目標を達成する のア ン 戦略プラン及び OHIMの ェ イ 公開さ いる の以外に 次報告 成績 品質 ス 四半期報告 及び品質委員会 知識 ル Knowledge Circle の会議議事録等内部文書 に 記載さ いる。
3. 中国 知財庁：SAIC
本調査研究 SAIC 回答を得るこ 。ま SAICの ェ イ 及び公開情報 品質目標を得るこ 。
4. 韓国 知財庁：KIPO
KIPO に る質問票回答
品質目標の有無：有
公開の有無：無
商標審査の品質目標 整備さ いる 公開さ い い。し し KIPO
の ェ イ 及び公開文書に関連する記載 ある。
例え KIPO 行する 2015 度業績管理実施計画 13 KIPO の
戦略目標 その施策 ま 6 の戦略目標のう 戦略目標 1
品質に関連する。
戦略目標 1 世界最高水準の審査 審判 ビスを提供する。
ま 業績管理実施計画の中 表 KR-1に示す 戦略目標の達成の の成果目標や指標等 詳細に定 さ に品質管理指数の具体 的 計算方法及び目標に い 記載さ いる。
し 品質管理指数の実績値に い 2012～2014 の数値の掲載 無 く 2015 の目標値 100 示さ いる。品質管理指数 表 KR-2 の
5 のコンポ ネン を加重 均し 計算さ る指標 ある。各コンポ ネ ン そ 目標値に対する達成率 計算さ コンポ ネン の重要度
https://oami.europa.eu/ohimportal/en/ohim-service-charter 最終ア セス日：2016 2月12日
12 OHIM OHIM Service Charter ~CTM timeliness and quality of decisions~ ACTION のタ 13 KIPO 2015년도 특허청 성과관리시행계획 2015 度業績管理実施計画
15
に応 加重を乗 足し合わ 最後に100 を加え 値 品質管理指数 る。
し い のコンポ ネン 目標 達 あ そのコンポ ネン の達成率 負 る 合算し 品質管理指標の値 小さく る。反 対に 目標達成の場合 達成率 正の値 る 品質管理指標 100 以 の数字 る。
表 KR-1 KIPO戦略目標 1の成果目標 管理課題 成果指標
成果目標 管理課題 成果指標
I-1. 創 造 的 ア イ ア の 迅 速 正 確 権 利 化
を ポ する審査 品質管理指数 ％
審査審判処理期間の短縮 審査 審判処理期間
審査審判処理期間 達成度 ％
審査審判の品質向 先行技術検索忠実度 ％ 審判の品質指数 ％
I-2. 専 門 教 育 の 強 化 を 通 審 査 審 判 能 力
の向 審査審判官専門指数 点
新 技 術 法 制 度 教 育 の 強 化 を 通 審査審判高度化
審 査 審 判 教 育 現 場 適 用 度 ％
教育課程運営率 ％
I-3. 顧客中心の知的財産制度の構築運営 特許 商標制度の改善 顧客満足度 ％
ユ ザ の スタ イ 審査。 審判制度の構築 運営
制度の改善忠実度 ％ 制度の改善の進捗度 ％
表 KR-2 品質管理指数のコンポ ネン 14
コンポ ネン 加重 目標
審査評価結果 30
特 実 15 99.54以
商標 意匠 15 99.79以
審査品質の満足度 20 73.66以
先行技術検索 歴化率 25 70%
着手登録決定件の技術対比充実度 25 60%
14 韓国法律事務所の情報に る 表中 先行技術検索 歴化率 先行技術を検索し 歴化の
16
一方 図KR-1 に示す KIPO の ェ イ に 品質管理指数のコ ンポ ネン ある 審査評価結果 に関連し タ し ンプ ン チェッ に る ラ 率 掲載さ 意匠及び商標の ラ 率 2.3％
いる。 し ェ イ の タ 2012 の の 現在用い いる審査評価結果に用い いる計算要素 異 る。
図 KR-1 審査 ラ 率 KIPO ェ イ 15
5. 英国 知財庁：UKIPO
UKIPO に る質問票回答
品質目標の有無：有
品質目標の公開の有無：有
商標審査の品質目標 整備さ 公開さ いる。
UKIPO 2015～2018 の 中 期 計 画 を 記 載 し コ ポ プ ラ ン
2015-201816を策定し その中 2015～2016 の行政目標 し 6 の戦略
目標 Strategic Goal さ に各戦略目標に い 複数のタ ッ Target
を設定し いる 。品質目標 表 3に示す 6 の戦略目標のう 2
目の戦略目標 2 高品質 権利付与 ビスの提供 Delivering high quality
rights granting services し 掲 いる。
15 KIPO Examination Quality Control
http://www.kipo.go.kr/kpo/user.tdf?a=user.english.html.HtmlApp&c=91021&catmenu=ek02_01_0 3 最終ア セス日：2016 2月1日
16 UKIPO ェ イ Intellectual Property Office Corporate Plan 2015 - 2018
17
表 GB-1 行政目標 Ministerial Target 一部分 戦略目標
Strategic Goal
タ ッ Proposed Target
戦略目標 2：
高 品 質 権 利 付 与 ビスの提供
2
々 2016 3月 ま に TRIPOD17の一環 し
意 匠 出 願 人 の に 電 子 出 願 ビ ス の 運 用 を 開 始 す る。
3 々 ユ ザ 満 足 度 調 査 の 総 合 均 少 く 80％ るこ を保証する。
4
々 審 査 及 び 調 査 の 両 方 出 願 日 に 請 求 さ 場 合 審査報告を調査報告 に提供するこ に
特許出願を早期に処理し 少 く 請求の 90％に い 調査 審査及び公告を 2月 返答する。
5
々 出願日 90 日以内に 登録要件を満 す 判断さ 国内商標の 85％を 異議申立 の に出 願公告する。
ここに タ ッ 2 5 ま 示さ 商標審査の品質目標の達成度 を る指標 し 満足度調査の総合 均 タ ッ 3 及び審査の適時性
タ ッ 5 あ いる。
6. イ 知財庁：DPMA
DPMA に る質問票回答
品質目標の有無：有
品質目標の公開の有無：無
商標審査の品質目標 整備さ いる 公開さ い い。
7. ス イン 知財庁：SPTO
SPTO に る質問票回答
品質目標の有無：有
品質目標の公開の有無：無
商標審査の品質目標 整備さ いる 公開さ い い。し し 調査 報告書 行ま の期間等の内部目標 ある。
18
8. ス ラ ア 知財庁：IP Australia
IP Australiaに る質問票回答
品質目標の有無：有
品質目標の公開の有無：有
商標審査の品質目標 整備さ 公開さ いる。
IP Australiaの中期の戦略プラン18に い ス ラ アの繁栄の に
世界一流の知財 ステム world leading IP system を提供する いう Vision
の達成に け 職員及び組織の能力向 に 品質向 図るこ 述 いる。審査の品質向 の 組 戦略プランの に作成さ コ ポ
プラン19に ける Programme 1.1: IP Rights Administration and Professional
Registration 知的財産管理及び専門登録 に 置 け いる。
品質目標 審査品質公約20 Product Quality Commitments し ェ
イ 21に公開さ いる。審査品質公約 審査品質に影響を与える重要度
に応 階 1 階 3 に ベル分け さ 商標審査 ニ アル22に記
載さ 審査品質基準23 Product Quality Standards に関連する合計 6
の目標 設定さ いる。そ の目標の達成基準 審査品質基準に対し の適合度 規定さ いる。
審査品質公約
審査品質基準階 1
知財権の有効性を妨 得る事項に関連し 審査品質標準に関し 適 調査及び調査方法 いる。
す の関連する拒絶理由 正しく採用さ いる。
許容品質 ベル：案件の 93.5％ 審査品質基準に合致し いる。
18 IP Australia ェ イ Strategic plan
http://www.ipaustralia.gov.au/pdfs/IPA_Strategic_Plan_external_WEB.pdf 最終ア セス日：2016 1月30日
19 IP Australia ェ イ IP Australia Corporate Plan
http://www.ipaustralia.gov.au/pdfs/Corporate_Plan.pdf 最終ア セス日：2016 1月30日
20 ここ の成果物 Product 実質的に審査結果を指すの Product Quality を 審査品質 21 IP Australia ェ イ Trade Marks service level commitments
http://www.ipaustralia.gov.au/about-us/doing-business-with-us/customer-service-charter/trade-m arks-service-level-commitments/ 最終ア セス日：2016 1月30日
22 IP Australia ェ イ
http://www.ipaustralia.gov.au/pdfs/trademarkmanual/trade_marks_examiners_manual.htm 最終 ア セス日：2016 1月29日
23 IP Australia ェ イ Part1 2.Examination Quality Standards
19
審査品質標準階 2
出願人又 IP Australiaに 相当量のや 直し及び／又 不都合 必要に る事項に関連し 審査品質標準に関し
全 の拒絶理由通知等 objections 出 いる。
報告書に無効 拒絶理由等 objections 含ま い い。 報告書 網羅的 必要 情報 記載さ いる。
許容品質 ベル：案件の 90％ 審査品質基準に合致し いる。
審査品質標準階 3
審査の品質の全般的 方 いう観点 重要 事項に関する審査品 質標準に関し
方式的 記載 完璧 正しいこ 。
許容品質 ベル：案件の 85％ 審査品質基準に合致し いる。
審査品質公約の各目標の達成度 四半期 に 行さ ェ イ 公開さ いる品質 ポ 24に公表さ いる。 し 各目標の達成率の具
体的 計算方法等 公開さ い い。
9. 知財庁：CIPO
CIPO に る質問票回答
品質目標の有無：無
商標審査の品質目標 ま 整備さ い い。
し し 品質目標に関連する情報 し ェ イ に CIPO の戦略目標
公開さ いる。CIPO 庁のミッ ン び5 計画を掲 Business
Strategic 2012-2017 25を策定し 知財推進に るイノベ ンの強
化及び経済的 展のビ ン実現に向け 5 のミッ ン及びそ を支え る 6 の戦略を掲 いる。6 の戦略の一 ある Operational Excellence
の目標 し 審査の適時性 に高品 知財権 high-quality IP right の 提供をあ いる。
24 IP Australia ェ イ Reports に掲載さ る Customer Service Charter Quarterly Report http://www.ipaustralia.gov.au/about-us/what-we-do/reports/ 最終ア セス日：2016 1月30日
25 CIPO Business Strategy 2012-2017
https://www.ic.gc.ca/eic/site/cipointernet-internetopic.nsf/vwapj/StrategieAffaires-BusinessStrate gy-eng.pdf/$FILE/StrategieAffaires-BusinessStrategy-eng.pdf 最終ア セス日：2016 1月27
